汚金の話ではありません。コロナ禍による済産業省中小企業庁の支援制度ですが、記録用として掲載します。(家賃支援給付金公式サイトは役割を終え現在は閲覧できません)
感想
書類の複雑さは持続化給付金の比ではなく、取り掛かりから申請まで約5時間程度要したと思います。
修整依頼の一部については屁理屈の感は否定できませんでしたし、電話対応の担当者も「正直言って私もこの制度への矛盾は感じております」と言われていました。
私の場合は全部で約200万円になりますので我慢しましたが、金額が低ければ途中で投げ出していたと思います。
面倒だし屁理屈感が満載!金額が低ければ途中でやめてたはず!
申請内容
東京都内3物件について申請しました。
- 物件A:雑居ビル7Fの一室
- 物件B:ビル1Fのフロア借り(物件Cと同じビル)
- 物件C:ビル5Fのフロア借り(物件Bと同じビル)
物件Aは単純契約なので特に問題はありません。
物件Bと物件Cは同じビルになるのですが契約内容が複雑な為、オーナーさんにお願いして、契約や支払いなどの証明書を発行して頂き申請しました。
- 申請には、過去3ヶ月の支払い実績などが必要になるが、2ヶ月前にオーナー変更があり、継続契約の為に新オーナーとの契約書が存在しない。また支払先も2箇所に分かれている。
- 5階部分は当初契約時と現契約の法人が異なっているが、変更契約書が存在しない。どちらの法人も代表は私だが、都合により別法人に移行してもらった経緯がある。
申請
物件Bと物件Cの条件が複雑すぎるためと、念には念を入れ、申請書作成時は15回以上電話で内容確認を行いました。担当者によって回答が違う場合もあれば、明らかに理解していない担当者もいました。その際はすぐに電話を終えて、改めて電話をして別の担当者に再度確認を繰り返しました。
申請はWEBからになります。書類の画像化やPDF化に加え、複数ページのPDFを1ファイルにまとめる必要もありますので、スマホだけでの申請はあまり現実的ではありません。契約書類は全ページ申請する必要があるのでPDF作成や1ファイルにまとめるソフトがないと、画像ファイルを大量にアップロードする必要があります。
進捗状況
状況 | 日時 | 経過日数 |
---|---|---|
申請受理 | 10月22日(木曜日)18:00 | 0日 |
修整依頼1(2箇所) | 11月6日(金曜日)16:50 | 15日 |
修整申告1 | 11月6日(金曜日)17:19 | 15日 |
修整依頼2 | 11月9日(月曜日)17:50 | 18日 |
修整申告2 | 11月10日(火曜日)8:36 | 19日 |
修整依頼3 | 11月16日(月曜日)14:40 | 25日 |
修整申告3 | 11月17日(火曜日)10:27 | 26日 |
入金 | 11月20日(金曜日)09:20頃 | 29日 |
修正依頼1-1|物件名の相違
修正箇所が不明でしたので電話で確認したところ、申請番号を伝えてその電話で解決しました。
同じビルで1階と5階を借りているのですが、5階部分についての申請の一部が1階と入力されていましたのですぐに修正して再申請しました。
修正依頼1-2|契約期間不適合
2020年3月31日時点で有効な契約書または更新契約書が必要になるのですが、私が提出したものは2020年6月に締結した更新契約書の為に無効になるようです。
2020年3月31日時点で有効な更新契約書にデータへの『差し替え』か『追加』かを確認 して、指示通り『差し替え』再申請しました。(差し替えてしまうと、3月時点での契約は確認できるが現時点での契約は確認できなくなります)
修正依頼2|契約期間不適合
修正箇所が不明でしたので電話で確認したところ、申請番号を伝えてその電話で解決しました。
前回の修正で私から再三「差し替えか、追加なのか」を確認して「差し替え」した書類が「追加」でないと無効であるとのこと。
あれほど確認したのに何を言っているんだ!?
修正依頼3|支払実績の確認不可
一番問題ないと考えていた物件Aの修正依頼になります。修正箇所が不明なので電話しましたが、別会社が担当している個所であり原因不明なので翌日以降に折り返すとのこと。以前は1週間ほど要したが、だいぶ落ち着いたので2日~3日位で電話できると思うと言われました。
翌朝には電話が来たのですが、私が申請した『ジャパンネット銀行の振込明細書』では、振込の実績が確認できないから受理できないと伝えられました。
理由は、ジャパンネット銀行の振込明細書はあくまでも『受付済』を証明するものであり、この後に振込の取消しを行っている可能性があり、確実に振込んでいる証明にはならないらしいです。
ちなみにジャパンネット銀行の振込明細の振込状況に『振込済』はありません。これ以上言っても仕方ないので諦めて、振込明細、当日の取引明細、口座情報の分かる画面をセットにして再申請しました。
借金問題に強い弁護士事務所
私は原則的に『無視』と『郵便物はシュレッダー直行』に徹していますが、支払督促など無視し続けると最悪の場合は財産の差押えが待ち構えています。差押自体は財産がなければどうでもよいことですが、一番困るのは勤務先への給与差押ではないでしょうか。金銭面と会社への信用面の2つに関わ問題です。ここまでくる前に確実に解決を望むのであれば借金問題に強い弁護士にお願いする方が無難です。
弁護士以外にも『司法書士』にお願いする方法もありますが、扱える限度額や委任可能範囲に違いがあります。費用的にも大差はないので全権一任できる弁護士に依頼する方が手間も省けスムーズに解決しやすい傾向にるようです。